消化器癌の早期発見を目指し、より苦痛の少ない内視鏡検査を追求するクリニック
医学の進歩により胃癌や大腸癌は早期発見できれば、5年生存率90%を超える病気になりました。しかし、転移を生じてから発見されると、いまだに命を脅かす恐ろしい病気です。
当院では、検査歴20年を超え、特に直近7年間は、徳山中央病院で毎年600例以上の大腸内視鏡検査を行い、内視鏡学会専門医の資格を持つ私が、毎日全検査を丁寧かつ迅速に行います。食道・胃・十二指腸なら約5分、大腸なら挿入2~10分、観察10分前後の短時間で、苦痛の少ない内視鏡検査を行います。大腸に関しては、検査後のお腹の張りが早く治まる、炭酸ガス送気での検査を全例に採用します。過去の手術による癒着等で大腸内視鏡が盲腸まで挿入できない1%弱の方は、無理をせず後日バリウム検査可能な医療機関に紹介して、安全第一で精査します。
開業以来約5年で3500件程度検査を行っても、大腸内視鏡で鎮静希望者は居らず、胃カメラも3200件程度で10名も希望者がなく、限られたテナント開業のスペースで、コロナ感染対策でリカバリースペースを個室待合室に改修したので、当院では鎮静を用いた内視鏡検査は行いません。
その他、魚の骨や入歯、薬の殻などの異物除去は、事前にCTで血管損傷がないか確認し、複数の医師で患者の全身状態を確認しながら行う方が安全なので当院では行わない事にし、消化管の造影検査や、造影剤を用いた寄生虫の駆虫も、医師一人では長時間検査ができないのでお受けしません。
開業時と比べて患者数が倍増したのはとても有難い事ですが、午前中に胃カメラとエコー3,4件、特定健診、肺癌検診等をしながら30~40名診察するのは医療の質を落とす事になるので、午前中受診希望の方は前日までの電話予約を必須とし、予約しない方は午後4時以降の受診で、全員の待ち時間が短くなるように御協力をお願いします。
2024年診療報酬改定に関するお知らせとお願い
2024年の診療報酬改定により、これまで高血圧、糖尿病、脂質異常症の患者様に請求させて頂いていた、特定疾患療養管理料が廃止され、6月1日から生活習慣病管理料に移行します。6月以降の受診時に、所定の書類にある質問をさせて頂きながら生活指導を行い、治療計画をたててサインを頂き、4か月毎に生活指導の成果を確認して書類を更新します。
恐らく診察と書類作成等に相当時間がかかるので、受診される皆様に待ち時間が伸びるという御迷惑をおかけすることになると思いますが、御理解と御協力の程、どうぞ宜しくお願いいたします。もともと内視鏡等の諸検査込みの予約診療で目一杯ですので、午前中の予約なし受診は今後更にお控えください(状況によりお断りします)。
また、当院はマイナンバーカードによるオンライン資格確認を行っています。より質の高い診療を行うため、オンライン資格確認による情報(受診歴、薬剤情報、特定検診情報、その他必要な診療情報)を取得し活用しています。